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年間休日カレンダー雛形(2021年)と活用シーン解説

年間休日日数は、残業代の計算をする上で重要な要素となります。

今回は、固定残業代制度の紹介を通じて、年間休日カレンダーの重要性についてご説明します。

固定残業代制度とは

固定残業代制度とは、実際の残業時間にかかわらず、一定の時間数の残業代を支払う契約内容のことです。

制度導入にあたっては 明確区分性、計算可能性、金額の適切性 の3要件を満たしている必要があります。

メリットは、固定残業時間を超えない部分の給与計算が楽であることが挙げられます。

一方で、適切に運用しないと固定残業代として認められない可能性があること、原則として、実際の残業時間よりも給料を多く支払う必要があることなどのデメリットもあります。

雇用契約書の記載事項

雇用契約書は以下のように記載します。

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固定残業手当の金額、固定残業時間を明記することがポイントです。

求人の際、求人票にも固定残業代制であることを明記する必要があります。

固定残業代を計算するには

組込型の固定残業代とは、給与総額の中に、割増賃金を組み込んで支給する形態のことです。

例)「給与総額35万円(20時間分の固定残業代として5万円を含む)」

計算方法は、先に固定残業代を算出し、給与総額から差し引くという式になります。

固定残業代=給与総額÷(1ヵ月平均所定労働時間+固定残業時間×1.25)×固定残業時間×1.25

例)1ヵ月の賃金が300,000円の従業員に40時間の固定残業代を設定するケース
固定残業代=300,000円÷(160+40×1.25)×40×1.25=60,000円
基本給=300,000円―60,000円=240,000円

1ヶ月平均所定労働時間数の計算式

1ヶ月平均所定労働時間数は、「年間労働日数×8時間÷12ヶ月」の式で算出します。

年間労働日数は、「暦日数ー年間休日数」です。

年間休日数は、就業規則などで会社ごとに定めます。年間休日カレンダーを使うことで、日数が正確に算出できます。

年間休日カレンダーの雛形(Excelファイル)を、以下で公開しています。

年間休日カレンダーのDLは↓から

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記事監修

classwork編集部

クラスワークは、人事、労務のお役立ち情報を楽しく、わかりやすく提供するメディアです。「知りたかった事のズバリ」をお届けします。